- ニュースホーチミン
- 2022/06/01
ホーチミン市のベトナム日本人材開発インスティテュート（VJCC-HCMC）は、中小企業開発支援センター2（SMEDEC2）と協力協定を締結しました。
2022年5月26日、ホーチミン市のベトナム・日本人材開発インスティテュート（VJCC-HCMC）会議室内で、中小企業開発支援センター２（SMEDEC 2）との協力協定の署名式が行われました。
中小企業開発支援センター２（SMEDEC 2）は、科学技術省（Ministry of Science and Technology）傘下のSTAMEQ（技術標準、計測、品質等をつかさどる部門）下にある公的機関です。同センターは、主に中小企業に対し、貿易と投資の事業促進を支援し、特にISOなどの技術的認証の普及や適用等についても支援しています。また、会員企業が世界的基準に合致したビジネスを推進して行くための様々な支援を行っている機関です。 最近では、脱炭素化や持続的開発のトレンドを踏まえ、グリーン生産性、環境、気候変動、リサイクル等についても広く啓蒙し、指導を行っています。
同署名式には、SMEDEC2側から、グエン・ティ・トゥ・フォン副所長、グエン・ティ・トゥ・ハ国際協力部コーディネーター、グエン・プオック・ロク コンサルタントが出席しました。 VJCC-HCMC側は、VJCC-HCMC支所長のト・ビン・ミンとJICA専門家の小川久美子が参加しました。
この署名式は、VJCC-HCMCとSMEDEC2の新たな協力関係の幕開けとなりました。同協定により、VJCC-HCMCとSMEDEC2は、ベトナム企業の人材育成、各種トレーニング、および日本のパートナーとの関係強化等の分野において、長期的な戦略的パートナーになることを約束しました。
署名式の直後、両者は早速、2022年5月から2023年5月までの1年間の具体的協力内容につき協議を行いました。
SMEDEC2のグエン・ティ・トゥ・フォン副所長は、この合意により、SMEDEC2が会員企業をより効果的にサポートし、中小企業がより迅速かつ効率的に必要な知識にアクセスすることが可能となる、と本協力を評価しました。また、VJCC-HCMCのト・ビン・ミン氏は、VJCC-HCMCがSMEDEC2と協力することで、今後様々な専門的能力開発、教材およびトレーニング開発等を共に実施することが可能となり、VJCCの研修内容さらに豊かにすることができる、とその期待を述べました。
今後両者は、ベトナムにおける中小企業のための質の高い人材育成開発分野において協力していくと共に、ベトナムの中小企業の競争力をより向上させ、ベトナム国内のみならず、世界に向けて様々なビジネスチャンスをものにできる企業を1社でも多く輩出するための協力を共に行っていく予定です。
