- ニュースハノイ
- 2022/03/31
ベトナム・日本人材開発インスティチュートは、ハイフォン市人民委員会から、同市の企業経営者育成計画への貢献が認められ表彰を受けました。
3月24日、外国貿易大学のベトナム・日本人材開発インスティチュート(VJCCインスティチュート)は、ハイフォン市人民委員会科学局が主催した「企業経営者育成計画(2015~20年)の実施に係る評価会議」において、計画の実施者である市の人材開発科学協会とともに表彰を受けました。
VJCCインスティチュートは、2017年以降ハイフォン市人材開発科学協会と協力し、経営塾及び短期ビジネスコースを実施してきており、5期に渡る経営塾卒業生(2021年末現在で訪日研修未了の第5期生を含め約150名)を含む多くのハイフォン市所在の企業経営者の育成を支援し、日本企業の強みを考慮した、生産・人事・財務管理の知見やコミュニティー・顧客・従業員との関係性重視などの価値観を提供し、参加者企業の経営改善に貢献してきました。2020年末にはハイフォン経営塾の同窓会設立を支援、以降メンバー間の相互交流や学習が進んでいます。
今回の受賞は、上記評価会議において、ハイフォン市の経営者育成計画が着実に実施され大きな成果を収めたことを確認し、2017年から21年にかけての、VJCCインスティチュートによる、ハイフォン市人材開発科学協会との協力を通じた計画実施への貢献が認められたものです。
((左写真)左から表彰されたVJCCインスティチュートのグエン・ティー・ヒエン所長、市人材開発科学協会のホアン・ノック・トゥアン副協会長、VJCCインスティチュートのチャン・ティー・キュー・ミン副所長と、祝福するハイフォン市人民委員会のホァン・ミン・クォン副委員長。(右写真)表彰される経営塾卒業生とクォン副委員長)
会議では、ハイフォン市人民委員会のホァン・ミン・クォン副委員長が開会の挨拶を行い、同チャン・クアン・トゥォアン科学技術局長や経営塾卒業生が取り組みの成果を報告、計画の実施を担った同人材開発科学協会のグエン・ヴァン・トゥアン会長や外国貿易大学学長ブイ・アイン・トゥアン先生からは、市人民委員会による人材開発科学協会及びVJCCインスティチュートに対する評価への感謝とともに成果を祝す発言がなされました。また、JICAの石黒洋平企画調整員からも、清水暁所長の言として、市の人材開発科学協会及びVJCCインスティチュートの協力関係の継続、成果の拡大、実績を積み重ねていくことへの期待が表明されました。
(経営塾参加後の組織改革やビジネスの成果について説明する科学技術開発・革新研究所のグエン・ディン・ビン所長)
VJCCインスティチュートは、引き続きハイフォン市などベトナム経済をリードする地方の自治体と協力し、より広い地域において、ベトナムの産業構造の高度化や裾野産業の振興を担い、日本企業のカウンターパートとなり得るベトナム人の企業経営者・幹部の育成を進めて行きます。