- ニュースハノイ
- 2023/06/21
2023年度第7期及び第8期のCEO集中研修プログラムの開講式について
2023年6月21日、ベトナム日本人材開発インスティチュート(以下VJCCインスティチュート)は2023年度第7期及び第8期のCEO集中研修プログラムを行いました。本プログラムは、「ベトナム中小企業を経営する実業家は、リーダーシップを向上するための準備ができている」というメッセージフレーズをもとに、VJCCとハノイ市計画投資局ビジネスサポートセンターと共同で実施したもので重要なマイルストーンになりました。
開講式には、ハノイ市政府計画投資局ビジネスサポートセンターのゴー・ミン・トアンセンター長をはじめとして、ビジネスサポートセンターのファム・トゥイ・リュ研修部門スペシャリスト、アジア工科大学院(AIT)ベトナム事務所フン・ヴァン・ドン所長、HRDアカデミーファン・ソンCEOの他プログラムの専門家、JICAベトナム事務所西川直孝企画調査員、VJCCインスティチュートからはグエン・ティ・ヒエン所長、唐澤雅幸チーフアドバイザー、並びにCEOプログラムに参加する企業の代表、外国貿易大学の各学部の主任教師、ハノイテレビ局のスタッフらが参加しました。
式典の冒頭VJCCインスティチュートのヒエン所長から、VJCCインスティチュートがハノイ市政府計画投資局ビジネスサポートセンターとの協働で行ったプログラムのコンセプト・枠組み作り、様々な価値を作り上げる「学びと応用」を促進するための研修の実施、調整のプロセスについての報告がありました。
写真1:VJCCのグエン・ティ・ヒエン所長による開講の挨拶
そして、このプログラムは、日越の専門家により、企業の実践的なニーズに基づき、ハノイの企業に向けて特別にデザインされ、実践的な内容となっており、ベトナムの大企業トップ500(VNR500)の視察も含まれるとの説明がありました。また、ハノイ市計画投資局ビジネスサポートセンターを通じて、ハノイ市の予算から70%の支援を受けており、経営者が包括的、長期的な時代の流れをとらえ、持続可能な経営理念に基づいて事業を発展することを志向するCEOとなるため、最も有用で実践的な最新の知識を提供するとの報告がありました。
ハノイ市計画投資局ビジネスサポートセンターのゴー・ミン・トアンセンター長は、研修参加者に対し、このコースは、市場を把握する能力をサポートし、管理職のリーダーシップ能力を向上し、管理職の潜在能力を最大限に開発するために生まれたもので、激しい市場競争の中でリーダーが最も的確な意思決定を行えるようにするのが目標であるとのメッセージを送りました。また、外国貿易大学やVJCCインスティチュートのような一流の研修ユニットとの協力に自信と期待を示しました。
写真2:ハノイ市計画投資局ビジネスサポートセンターのゴー・ミン・トアンセンター長の挨拶
JICAベトナム事務所の西川直孝企画調査員は、日本企業のパートナーとなり得る60名の受講生に対して大きな期待を述べ、特に、常に変動する市場の中で、JICAはベトナムの産業人材開発、能力向上についての協力を継続しベトナムの人的資源の開発に貢献して行きたいと述べました。同時に、VJCCインスティチュート及びハノイ市政府がこのプログラムを成功裏に準備、計画し、速やかに実施しできたことに敬意を表しました。
写真3:JICAベトナム事務所の西川直孝企画調査員の挨拶
VJCCインスティチュートが主催するCEO集中研修プログラムは、日越の専門家によって、実践的な経験に基づく効果的な問題解決能力の向上が図られ、研修受講者にとっても評価が高いものとなっています。ベトナム講師と日本講師の組み合わせは、調和と相乗効果をもたらし、VJCCインスティチュートの特徴である多様な体験の学習環境を作り出しています。
CEOコースの最初のテーマである人的管理の専門家であるファン・ソン氏はVJCCインスティチュートの特徴的な文化と学習環境について言及しました。そして、このプログラムだけが参加者にもたらすことができる実践的で効果的な価値を示し、参加者がVJCCインスティチュートにおいて多様で質の高い研修を経験する機会を得ることを祝福しました。
写真4:CEOプログラムの専門家ーファン・ソンの挨拶
ハノイ市の中小企業を率いる起業家である第7期及び第8期のCEO集中研修プログラム参加者60人が、主催団体とプログラムを支援する機関の代表者に感謝の意を表しました。
また、参加者全員で企業の改革と相互の発展のための協力を行っていくという決意を表明しました。