- ニュースハノイ
- 2022/06/22
VJCCインスティチュートは、日越大学、特定非営利法人アジア・環太平洋地域法律研究所と共同セミナーを開催しました。
2022年6月18日、外国貿易大学のVJCCインスティチュートは、ベトナム国家大学ハノイ校日越大学及び特定非営利法人アジア・環太平洋地域法律研究所(Research Institute of Law of Asia-Pacific Regions: RILAP)とともに共同セミナー「LEARNING ABOUT THE LAW FOR THE FIRST TIME」を開催し、RILAPに所属する弁護士の方々から、それぞれ日本式ビジネス学士課程(JIB)及び経営学大学院(MBA)の生徒達に対し、法律学の道先案内となる、基礎的な知識や思考方法について講義頂きました。
塚原先生(左画面写真上)は、会社の役割を法的に説明しました。桜木先生(右画面写真左上)は、参加生徒達に質問形式で法論理的思考を求めました。
セミナーの前半では、明倫国際法律事務所の塚原長秋弁護士から、会社の役割について、「法人」「有限責任」「株式譲渡自由の原則」などに触れつつ説明いただき、経済や経営を学ぶうえでも大切な概念について教えて頂きました。後半では、木村晋介法律事務所の桜木和代弁護士から、「ベトナム民法」を素材に、民事取引における契約の効果について、色々な場面を想定して、ベトナム民法が定める原則から、一貫した論理展開してみようと、学生達に意見を求めるなど、質問形式のやりとりを通じて法論理的な思考法を教えて頂きました。
本セミナーは、外国貿易大学VJCCインスティチュートの学際教育の一つの取り組みとして、2019年以降、日本の専門家・専門機関(RILAP)と日越大学の支援・協力により、年一度の頻度で継続的に開催されており、経済や経営を専門とする学生達に、日本の法律専門家から、経済活動の仕組みを法学的な視点から学ぶ機会を提供してきています。
セミナー後の参加者の記念撮影