- ニュースホーチミン
- 2024/11/20
VJCC経営塾15周年記念式典がホーチミン市で開催されました
2024年11月15日(金)、ベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCC)のベトナム企業経営者向け経営研修「経営塾」の15周年を記念して、南部卒業企業の同窓会組織「南部経営塾企業家協会(SKBA)」がホーチミン市で記念式典を開催しました。当日は経営塾卒業生125名を含む、日越両国の関係者150名以上が参加しました。
会場には製造・貿易・建設・IT・人材など様々な業種の経営塾企業28社のブースも設置され、プログラム開始前には多くの参加者が交流を行いました。
製品・ポスターを展示したブースでは参加者・来賓の交流が行われました
プログラムはVJCCホーチミンのトー・ビン・ミン所長の開会の挨拶で開始されました。ミン所長からは、経営塾は2009年にハノイの参加者16名で開始し、現在はホーチミン、ハイフォンも含め累計39回、1,000名以上が参加する規模へと成長したことが紹介されました。そのうち南部の参加者も300名を越え、中部のクアンナム省から最南端のカマウ省まで、幅広い地域からホーチミンのVJCCで参加していることが述べられました。
経営塾のこれまでの発展について、講師・参加者・日越関係者に謝意を述べるミン所長
続いて来賓を代表してJICAベトナム事務所の久保良友次長からは、経営塾15周年のお祝いの言葉とともに、ベトナムの社会経済発展を支える産業人材の育成を引き続き支援していくことについて述べられました。
グループディスカッションや企業訪問など、経営塾の実践的なカリキュラムについても言及する久保次長
経営塾の15周年を振り返る企画では、過去の経営塾生たちの写真をまとめた動画が上映されました。そして続くパネルディスカッションでは、経営塾生のCat Van Loi社のレー・マイ・フー・ラム社長、Royal Crystal社のグエン・ティ・ホアン・クエン社長から、同研修への参加によって経営者として企業文化を大事にした組織作りが重要であること、会社の利益と社員個人のやりがいを経営者として合致させる努力をすることなど、現在も実践する多くの学びを得られたことが共有されました。
同社の電線管がホーチミン市やフィリピンのメトロで採用され、今後は欧米への展開も目指すと話すCat Van Loi社のラム社長
第2部では夕食会と踊りや歌などのパフォーマンスが行われ、会場は大変盛り上がりました。参加者からは経営塾のコミュニティの熱気を感じた、イベントを通じて経営塾生とのネットワークを拡大できた、などの声を聞くことができました。
今回の15周年記念イベントには、北部の同窓会組織である経営塾クラブの会長をはじめハノイ・ハイフォンの経営塾生も参加し、卒業生のネットワークの強さが改めて示されました。この場での交流が新たな協力関係のきっかけとなり、今後のさらなるビジネスの発展に繋がることが期待されます。
これからもVJCCは日越の架け橋として、より多くの経営者を育成し、両国の発展に寄与してまいります。