学校関係者の皆様へ
VJCCでは教育・文化交流促進の一環として、様々な交流事業ならびに日本留学支援等を実施しています。また、日本の大学・自治体等からのスタディツアーを随時受け入れています。ご関心のある方はお問い合わせください。
留学支援サービスの実施
留学情報や相談などの留学支援及び日越学生間、大学間交流などの活動を行います。現在、VJCCは１０ヶ所の日本語学校・専門学校と協定を結んでいます（VJCCホーチミンでは現在7校と提携中）。新たに提携をご希望する方は、お問い合わせ下さい。
VJCCハノイ
KCP地球市民日本語学校
東京ギャラクシー日本語学校
千駄ヶ谷日本語学校
九段日本語学校
横浜デザイン学院
松戸国際学院
広島国際ビジネスカレッジ
長舟日本語学院
誠和学院・日本工科大学校
エール学園
VJCCホーチミン
長船日本語学院
誠和学院・日本工科大学校
エール学園・日本語教育学科
VJCCでは、協定を締結した学校に入学を希望するベトナム人学生に対し、留学に係る全ての業務を無料で提供しています（協定校に対する留学案内、願書配布、願書記入サポート、入国管理局への調査対応、日本行きビザ申請のサポート等）。
また、VJCCでは、「留学支援コーナー」を設置しています。
留学支援コーナー
留学支援コーナーでは、以下を実施しています。
- 日本留学を目指す人のための情報提供。
- 帰国留学生のための情報提供。
- 留学生ネットワークの構築及び関係者への情報提供。
- 日本の大学への留学促進支援。
同コーナーは、日本学生支援機関（JASSO）の「日本留学促進資料公開拠点」としても登録されており、活発な情報発信を実施しています。
VJCCハノイ、ホーチミン共に、常時日本の日本語学校や専門学校、大学等、100〜250校以上の紹介パンフレット・入学申請書類、または一般の留学ガイドブックなどを常時保管し、留学希望者に無料で提供しています。
留学フェアの実施
VJCCでは、留学フェア開催のお手伝いも実施しています。VJCCの持つ人的ネットワークを通じ、日本への留学に関心を持つベトナム人を幅広く動員し、日本側の学校関係者におつなぎいたします。ご関心のある方は、お問い合わせ下さい。
過去の事例
大阪に拠点をおく「株式会社さんぽう」は、VJCC ホーチミンと提携し、2014年から留学フェアを開催しています。日本とベトナムの学期を鑑み、毎年4月か9月に開催されている留学フェアは、日本から約10の日本語学校や専門学校が参加し、ベトナム人の大学生を中心に100人以上が集まります。参加者はみな、日本に留学し、日本語を学びたいと考えている学生たちです。留学フェアでは、個別のブースで各学校の代表者と直接面談することができ、また、茶道体験などの文化体験も楽しめるよう工夫されています。
各種文化交流の実施
VJCCでは、日本文化に関心のあるベトナム人に対し、日本文化を紹介する活動（茶道や華道等）も実施しています。
過去の事例
VJCCホーチミン華道教室の開催
2019年11月8日(金曜日)、ベトナム日本人材開発インスティチュート・ホーチミン（以下VJCC HCMC）では日本家道山川流、家元遠藤祐子氏の華道教室を開催しました。＜続きを読む＞
華道教室当日は、日本に関心を持つベトナム人大学生を中心に、50人が参加し、教室は大変熱気にあふれました。教室では、遠藤氏がまず、日本家道山川流の教えについて説明しました。日本家道山川流とは、誰でも気軽に華道を楽しめるよう、花と人との交流の活性化を重視し、華道を通じ、家族や家庭を大切にする気持ちを重んじる流派です。その理念は、「融和団結」というテーマに示され、特に五つの健康 －心・身体・家庭・経済・社会―がそれぞれ逆らわず、認め合い、譲り合う絆を深めていくことを重視しています。その話を元に、参加者たちはまず、大きな花瓶にそれぞれが自分の両親や家族を想いながら、花を1本ずつ丁寧に自由に生け、みんなでひとつの作品を作りました。その後、一人一人が小さいコップに各自の家族を思い、今過ごしている時間に感謝しながら花を生け、それぞれの作品を作り上げました。
遠藤氏は、日本家道山川流の活動を通じて、国内外の様々な人々と交流することで、華道を通じて世界平和に貢献することが可能と信じ、その魅力について語りました。出会う人ひとりひとりの心を花に託し、それぞれのテーマに沿って生ける“いけばな”は、その瞬間だけの「世界にたった一つだけの花」となることができ、それぞれが家族や友人、平和を思う気持ちを醸成することができます。
今回の参加者の中には、日本に滞在した経験を持つ方もいました。彼らは、今回参加した理由について、「日本の文化をもっと理解したい」「ベトナムに帰国してからより日本について知りたくなった」と、その理由を語ってくれました。この他、「遠藤先生の生け花は、シンプルで難しくない。次回も参加したい。」、「今回の華道教室をきっかけに、もっと深くいけばなや茶道について勉強したい」等の声も聞こえました。
遠藤氏は今後も華道を通じ、各自に「世界にたった一つだけの心の花」を咲かせ、世界平和に貢献していきたい、とその抱負を語ってくれました。
VJCCでは、こうした様々な日本文化の紹介を通じて、日本とベトナムの交流の活性化に今後も貢献していきます。
