- ニュースハノイ
- 2022/07/12
日本式国際ビジネス学士課程（JIB）における2022年ビジネスプランコンペティション(V-Biz Business Plan教室の成果発表会)
本年7月12日、ベトナム日本人材開発インスティチュート（VJCCインスティチュート）は、日本式国際ビジネス学士課程（JIB）の1年生と2年生を対象とする、ビジネスプランニングコンテストの最終選考会を実施しました。本コンテストは、JIBの1年次～3年次の必須科目でビジネスモデルの作成を学ぶV-Biz 1～3のコースワークの最後に、その成果を英語でプレゼンし、ベトナムに進出する日本企業経営者や長期ビジネス研修コース（経営塾）の卒業生からアドバイスを得、JIBの運営を支援する日本の大学や、外国貿易大学（FTU）・VJCCインスティチュートの講師他メンバーの評価を受けるものです。
写真1： 開会の挨拶をするFTUのレ・ティ・トゥ・トゥイ学校評議会議長
最終選考会には、2018年からV-bizコースの運営を支援してきた関東学院大学（KGU）の鈴木健三郎先生、同立教大学の尾崎俊哉先生とランディー・ファウラー先生に加え、本年から運営を支援頂くことになった早稲田大学の松野尾萌先生と長内厚先生がオンラインで参加しました。FTU側からは、レ・ティ・トゥ・トゥイ学校評議会議長、VJCCからグエン・ティー・ヒエン所長、唐澤雅幸VJCCプロジェクト・チーフ・アドバイザー他が参加しました。また、TOTOベトナムからは浅田協二社長、ルー・ドック・アイン副社長が、経営塾の卒業生としては、Dai A Industrial JSC、H&A Commercial Service and Product Co.,Ltd, An Mi Tools Co., Ltd、Nam Phuong Electrical Construction Trading Co., Ltd、Hiep Phong Co., Ltd、Hai Phuong Trading Development Co., Ltd、Mekanic JSCの各社の経営者・幹部が参加しました。
V-biz 1（1年生）の 選考会では12チーム（各チーム6～8人で構成）から勝ち残った5チームが社会貢献に繋がるビジネスの提案についてプレゼンを行い、観賞後に破棄されている花卉を、式典会場や宗教施設と連携して回収し線香を製造するビジネスモデルについて発表したGreentitudeチームが最も高い評価を得ました。V-biz ２（２年生）の選考会では立教大学の生徒が参加する27チーム（各チームは概ねJIBの学生3～4人、立教大学の学生1人で構成）の中から勝ち残った4チームがベトナムに未進出の多国籍家具製造・販売会社がベトナムに進出する際のビジネス提案についてプレゼンを行いました。各チームは、ベトナム市場の魅力・ニーズ、競争企業を踏まえた比較優位分析などを行い、マーケッティングやベトナム企業との連携などの視点を交えて発表を行い、提案の独自性、戦略性や合理性を競いました。
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| 写真2：V-biz1で最も高い評価を得たGreentitudeチームの学生達のプレゼンテーション | |
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| 写真3：経営塾の卒業生である企業経営者・幹部は、学生達に自身の経験に基づく実践的なアドバイスを行いました。 | |
COVID-19の影響が続く中、V-bizのコースワークに係る日本人講師のベトナムへの渡航、VJCCインスティチュートでの講義は限定的な実施となりましたが、今次最終選考会では、JIBの学生達の努力と、オンラインを駆使した関東学院大学、立教大学、早稲田大学大学及びFTU・VJCCの講師のサポートにより、非常に質の高い提案が数多く作成され、それぞれに高い英語力で説得力のある説明を行いました。V-biz ２（２年生）では、立教大学の生徒達もオンラインで参加し、発表の一部を担いました。
写真4：優勝チームに対する表彰状の授与
写真5：選考会後の参加者による記念撮影
参加した学生達の素晴らしいパフォーマンスと、TOTOベトナムの幹部や経営塾卒業生、日本の各大学やFTU・VJCC関係者との充実した議論により、今次ビジネスプランコンテスト最終選考会は成功裡に終了いたしました。
最終選考会参加者は、コンテストを含むV-Bizのコースワークにより、学生達が創造性やチームワークの精神を育み、より実践的な知識を習得できたと確信しています。
