- ニュースハノイホーチミン
- 2022/06/20
VJCCインスティチュートは、ビジネスフォローアップセミナー「ポジティブ心理学の活用による戦略的経営の効果的取り組みについて」を開催しました。
2022年6月11日(土)、ベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCCインスティチュート)は、経営塾[1]研修の講師として2年ぶりに来越した河口真一郎講師を招き、ビジネスフォローアップセミナー「ポジティブ心理学の活用による戦略的経営の効果的取り組みについて」を開催しました。
同講師は、経営塾で「経営戦略」を長年教えています。今回はホーチミンで久々の対面講義(1週間)を終え、土曜日午前中に経営塾OBのためにフォローアップセミナーを行いました。今回のトピックは、戦略的経営に欠かせない4つのフレームワーク(①戦略的取り組み、②技術・構造的取り組み、③人間関係プロセスの取り組み、④人材マネジメント)のうち、ベトナム企業が今後さらに取り組むべき、改善の余地がある分野と思われる③と④の取り組みにフォーカスした内容をお届けしました。この分野は、企業業績と従業員の内生的モチベ―ションの向上に直結しており、社会心理学、組織開発、人的資源開発の分野で最近注目を集めています。
河口講師は塾生企業に新たな視座をもたらすことを目的に、本トピックを取り上げ、参加者たちに対し、それぞれの組織に必要と思われる強みにつき分析してもらい、各自の組織の発展に必要と思われる「能力」を考えてもらうきっかけを与えました。それを元に参加者は発表を行い、参加者間で活発な議論が行われました。 組織を発展するひとつの視座として、「ポジティブ心理学」を今後も有効活用して頂ければと願っています。
VJCCインスティチュートでは、今後もベトナム経済界に役立つ様々なトピックを提供していきます。
[1] 経営塾とは:VJCCが実施するベトナム企業経営者・幹部に対して、企業経営に必要な実践的な知識を、約10ヶ月かけて学ぶ、体系的な研修制度。自らの力で課題を見つけ、解決策を考え、実践する力を養成することを目的としており、講義の他、ベトナムの事例を題材にしたグループディスカッション、企業訪問など多角的に学べる環境が提供される。講師は主にビジネス経験豊富な日本人の専門家であり、講義やコンサルティングを通じ、経営者の使命や企業の社会的責任含む日本式経営についても教えている。現在ハノイ / ホーチミン / ハイフォンで開講されている。