- ニュースホーチミン
- 2022/10/27
ホーチミン市のベトナム日本人材開発インスティチュートは、2022年度CEO集中研修プログラムを開講しました!
2022年10月20日木曜日、ベトナム日本人材開発インスティチュートホーチミン(以下VJCC-HCMC)は2022年度CEO集中研修プログラムの開講式を行いました。
本研修プログラムは、JICA、貿易大学、ホーチミン市人民委員会、およびベトナムと日本の関連機関の支援を受けて、VJCC-HCMCとホーチミン市ビジネス支援開発センター(CSED)が正式に開講しました。2009年から今日までの経営塾プログラムとハノイでの2021年度CEOコースの成功を受けて、2022年度CEOコースはハノイとホーチミン市の両方で開催する運びとなりました。
本プログラムは、中小企業の経営陣の管理能力を強化し、向上させることを目的に、日本人専門家5人とベトナム人専門家9人の指導の下、2022年10月20日から12月まで続く集中研修プログラムです。受講生は、製造、金属加工、ゴム、プラスチック、食品加工等の分野で、ホーチミン市に本社または支店を持つ企業の経営者、企業幹部です。
開講式には、JICAホーチミン事務所 増田親弘首席駐在員、JICAホーチミン事務所 田島久企画調査員、リロエクセル上席コンサルタントおよび中小企業診断士で本プログラムの講師を務める山田昭彦氏、VJCCプロジェクト唐澤雅幸チーフアドバイザー、小川久美子JICA専門家が出席しました。
ベトナム側の来賓として、貿易大学博士であるグエン ティー ヒエンVJCC所長、ホーチミン市裾野産業開発センター(CSID) レ グエン ズイ オアン副所長、ホーチミン市ビジネス開発支援センター(CSED)グエン ティ タム部門責任者、南部経営塾クラブ ダン バオ フォアン副会長、南部経営塾クラブ理事会メンバー レ ティ ホン イエン氏、ダン ノック株式会社 グエン ティ ホン ディエプ社長が出席しました。
開講にあたり、VJCC-HCMC ト ビン ミン支所長が開講の挨拶とプログラム説明を行いました。ミン支所長は、全ての関連機関と企業へ深い感謝を述べ、本プログラムがベトナムと日本の発展に貢献し、ひいてはアジアの平和と繁栄のためのベトナムと日本の戦略的パートナーシップに貢献するものである点を強調しました。
また、VJCC グエン ティー ヒエン所長は、主催者を代表し、講師や関連機関に対する感謝と参加者に対する激励のメッセージを送りました。それは、「社会に愛される企業」こそが厳しい世の中でも生き残っていけるのだ、という点で、これは、VJCCが長年支援した企業が、コロナ等の厳しい時代を乗り越え、実績を着実に上げている実例からの発言です。ぜひ今回の受講生たちも、それを見習い、本研修から多くを学び、事業を成功に導いて欲しいと激励しました。
最後にVJCCプロジェクト唐澤雅幸チーフアドバイザーより閉会のご挨拶がありました。本プログラムは中小企業が品質管理等を学ぶのにいい機会であり、受講生がグローバルマーケットを目指す存在になることへの期待を述べました。
開講式後には、リロエクセル上級コンサルタント山田昭彦氏による最初の講義が行われました。本講義では、日本式の生産管理について実践的に学ぶため、グループ討論や発表等を多く取り入れ、実際にベトナム企業が経営する工場を視察し、学びを深めるメニューが組まれました。今回の参加者23名は、今後2か月に渡り様々な講座を受講し、より経営者としての学びを深めていくことになります。
VJCC-HCMCは、CEO集中研修プログラムを始め、今後も有益な情報を提供し、ベトナム南部のビジネス人材育成に貢献します。