- ニュースハノイ
- 2022/09/06
ベトナム日本人材開発インスティチュートは2022年度ハノイCEO集中育成プログラムを開講しました。
本年9月6日、ベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCCインスティチュート)は、「2022年度CEO集中研修プログラム」の開講式を行いました。本ビジネス研修プログラムは、ハノイ市人民委員会(市政府)が目指す、ハノイ市内の中小企業経営者の育成を目的としたもので、市政府が、傘下の計画投資局ビジネスサポートセンターを通じて授業料の50%を負担・支援しています。
本プログラムの立ち上げに際しては、VJCCインスティチュートが、プログラムの共同実施者であるアジア工科大学ベトナム事務所(AITベトナム事務所)からの協力を得て、ハノイ市政府計画投資局ビジネスサポートセンターによる企業のニーズの聞き取り調査結果を踏まえ、ベトナム内外の市場環境も考慮して研修内容(全12科目のコースを10コース(回)実施する予定)を検討し提案いたしました。
開講式には、ハノイ市政府計画投資局ビジネスサポートセンターのグエン・ハイ・フン副センター長、AITベトナム事務所フン・ヴァン・ドン所長、JICAベトナム事務所石黒洋平プロジェクト形成企画調整員、VJCCプロジェクト唐澤雅幸チーフアドバイザー、経営塾講師で本プログラムの講師も務める川口真一郎JICA専門家などが出席しました。
外国貿易大学からは、大学理事会のレー・ティー・トゥ・トゥイ議長、VJCCインスティチュートのグエン・ティー・ヒエン所長、コミュニケーション・広報部のブイ・ヅウイ・リン)副部長、が出席しました。
他にも、ハノイ大学協議会ヒエン・ドゥン代表、ODクリック社専門家委員会会長で本プログラムの講師でもあるドー・ティェン・ロン氏、人材開発専門ディレクターで本プログラムの講師でもあるファン・ソン氏、そしてCEOプログラムに参加する企業の代表、外国貿易大学の各学部の主任教師、ハノイテレビ局のスタッフらが参加しました。
写真1:外国貿易大学理事会レー・ティー・トゥ・トゥイ議長による開講の挨拶
外国貿易大学・VJCCインスティチュート内外から多くの来賓が参加する中で、外国貿易大学を代表し、大学理事会のレー・ティー・トゥ・トゥイ議長が開講の挨拶を行い、プログラム形成を支援したハノイ市やJICAの関係者からの支援、VJCCインスティチュートとともに実施者となるAITベトナム事務所の協力に謝意を述べました。
写真2:VJCCインスティチュートのグエン・ティー・ヒエン所長による本プログラムに係る説明
本プログラムの実施者を代表してプログラム内容を説明したVJCC研究所グエン・ティー・ヒエン所長は、ハノイ市計画投資局ビジネスサポートセンターからの支援を受けて行った、アイデア出しからプログラム構築に至るプロセスを紹介し、適応・応用力を重視した実践的な研修内容となっている点をプログラムの特徴・価値として強調しました。
写真3:JICAベトナム事務所を代表し石黒洋平企画調整員は、研修参加者が北部ベトナム経済をけん引する役割を果たすことについて期待を表明しました
写真4:経営塾講師で本プログラムの講師も務める川口真一郎JICA専門家からも祝辞をいただきました
本プログラムは、VJCCインスティチュートの研修で講師を務める日本人専門家(含VJCCインスティチュートベトナム人講師)と、AITベトナムの研修で講師を務めるベトナム人専門家による講義で構成され、これに加えて、ベトナム大企業TOP500(VNR500)企業への訪問を組み合わせています。本プログラムを通じて、VJCCインスティチュートは、持続可能なビジネス哲学に基づき事業を発展させることのできる優れた経営者の育成に寄与する、実践的なノウハウと、研修参加者同士、また研修参加者と視察先企業幹部間の学び合いの機会を提供することを目指しています。
開講式典後、研修参加者は、最初の講義として、ODクリック・マネジメント・コンサルティング株式会社のドー・ティエン・ロン会長から、「CEOのための企業文化構築」について説明を受け、活発な議論を交わしました。
写真5:「CEOのための企業文化構築」について 説明するODクリック・マネジメント・コンサルティング株式会社のドー・ティエン・ロン会長
VJCCインスティチュートは、今後3か月に渡り、本プログラムを通じて、ハノイ市人民委員会が主導する、北部ベトナム経済を牽引し社会に貢献する企業経営者の育成を支援して行きます。
写真6:開講式典後の式典参加者による記念撮影