- ニュースハノイ
- 2022/12/10
第4-5期ハイフォン経営塾閉講式を開催しました。
2022年12 月10日、ベトナム日本人材開発インスティテュート（VJCCインスティチュート）は、ハイフォン市コンベンションセンターにおいて、第4-5期ハイフォン経営塾の閉講式を開催しました。
閉講式典には、ハイフォン市人民委員会科学技術局チャン・クアン・トゥアン局長、科学人材開発委員会グエン・ヴァン・トゥアン会長、JICAベトナム事務所の西川直孝企画調整員が参加、外国貿易大学・VJCCインスティチュートからは、ブイ・アン・トゥアン学長（同大学党委員会書記、JICAプロジェクトディレクター）、グエン・ティ・ヒエンVJCCインスティチュート所長、唐澤雅幸JICAプロジェクトチーフアドバイザー他が参加しました。また、経営塾の戸田長作講師および河口真一郎JICA専門家、経営塾同窓会のチャン・ティ・トゥ・チャン会長にも出席頂きました。
写真1：経営塾閉講式の参加者
経営塾第4期はハイフォン市の23企業から30名が、第５期は同20企業から29名が受講しました。新型コロナウイルスの感染拡大により、多くのプログラムをオンライで実施することになりましたが、日本政府の対コロナ水際対策の緩和を踏まえ、本年8月から9月にかけて、第4期生が北九州市を、第5期生が名古屋市と四日市市を訪問し、経営塾で学んだ知見の日本企業での実践状況を学び、日本企業との交流会を実施し、研修成果を総括して閉講式の開催に至りました。
写真2：閉講式で挨拶する外国貿易大学ブイ・アン・トゥアン学長
外国貿易大学のブイ・アン・トゥアン校長は、式典で、本年11月に自身がJICA招聘により訪日した際に、面談したJICA理事が経営塾の研修及びその同窓会活動を高く評価していたことを共有しつつ、経営塾卒業生がハイフォン地域を超えベトナムの経済を担う存在となることに期待表明しました。
写真3：外国貿易大学ブイ・アン・トゥアン学長、ハイフォン市人民委員会科学技術局チャン・クアン・トゥアン局長
写真4：JICAベトナム事務所西川直孝企画調整員から受講生に卒業証書と日本大使杯が授与されました。
JICAベトナム事務所の西川直孝企画調整員は修了生に祝辞を述べると共に、ベトナムの経済社会発展に貢献しようという塾生に敬意を表しました。また、修了生が学んだ日本式経営に加え、ベトナム流ビジネスの強みである柔軟性、スピード感、若いパワー等を上手く融合させ、「越日式」ビジネス教育の担い手となっていくことへの期待を表明しました。
写真 5: ハイフォン市人民委員会科学人材開発委員会グエン ヴァン トゥアン会長は、特に優れた成果を収めた参加者6名に、賞状と賞品を授与しました。
式典は、今後も経営塾参加者が学び合いを継続する重要性を確認し終了しました。多くの受講生が、既に学んだ知識を自社の経営に活かし始めており、経営理念やビジョンを見直し、生産工程を改善し、人事・財務管理を強化し、新しい環境に対応したマーケッティングを進めています。VJCCインスティチュートは、経営塾卒業後も、こうした受講生の取り組みを支援して行きます。
