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  • ニュースハノイ
  • 2024/09/24

外国貿易大学のベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCC)に高村外務大臣政務官の使節団が来訪されました

2024年9月24日(火)、外国貿易大学のベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCC)に、高村正大外務大臣政務官と在ホーチミン日本国総領事館の小野益央総領事の使節団が来訪されました。

VJCC側からは、所長であるグエン・ティ・ヒエン准教授、VJCCホーチミン トー・ビン・ミン支所長、国際協力機構(JICA)の監物秀樹専門家、VJCCが運営する日本式経営研修、経営塾の南部同窓会組織である、南部経営塾協会副会長のグリーンサン株式会社ダン・バオ・フアン社長、そして経営塾の企業が参加しました。

写真1: 高村外務大臣政務官の使節団との会談

会談の席でVJCCのヒエン所長は使節団を歓迎するとともに、外国貿易大学とJICAが協力しているVJCCプロジェクトの設立と発展、そしてこれまでの成果について紹介しました。VJCCプロジェクトの大きな特徴として、経営塾やCEOコースなどの研修プログラムを通じ、製造・貿易・サービス業など、さまざまな分野で活動する1,000社以上のベトナム企業に対して経営人材の育成を支援し、コンサルティングやビジネスマッチング、日越企業コミュニティとの連携を推進してきたことをお話ししました。

また、企業向けの人材育成に加え、2017年には外国貿易大学によってVJCCは学内機関(インスティチュート)に格上げされ、同年に日本の先進的な教育モデルをベースにした日本式国際ビジネス学士課程(JIB)を、2022年にはデジタルビジネス学士課程(DB)を開設したことが紹介されました。毎年これら2つの学部には大学入学のための共通試験で全国トップ5%の優秀な学生約120名が入学し、全学年で400名の学生が学んでいます。これらの学部は実践的な教育を重視し、JICA、日本貿易振興機構(JETRO)、ベトナム日本商工会議所(JCCI)、そして日本の大学(立教大学、千葉工業大学、早稲田大学、長野大学など)とのネットワークも活用しています。

過去22年間ハノイ市とホーチミン市にあるVJCCはビジネス連携や文化交流のイベントを多く開催しており、ベトナムと日本の産官学をつなぐ交流拠点としての信頼を確立してきました。ヒエン所長は、日本政府・国民をはじめとする様々な日本の関係者がVJCCプロジェクトに常に関心を寄せ、ご支援いただいていることに対し深い感謝の意を表しました。そして今後も関係機関との強固な協力関係が維持され、継続的な支援が行われることを期待するとともに、それによりVJCCが人材育成とビジネス連携のエコシステムをより一層発展させていくことを望んでいると述べました。

写真2: 使節団に対しヒエン所長がVJCCの活動を紹介

会談の後、使節団は経営塾の南部経営塾協会とも交流されました。その中で高村外務大臣政務官はベトナム人が勤勉で日本人と似た気質であることに触れ、経営の考え方についても近づけば、ビジネスでの連携もより発展しやすくなるとお話しされました。そして経営塾の企業が日本とベトナムの架け橋になり、両国の発展に貢献することへの期待を述べられました。

写真3: 南部経営塾協会の話を聞く高村外務大臣政務官

最後に使節団は経営塾ホーチミン第20期生の講義を見学されました。当日はJICA専門家の河口慎一郎講師が経営戦略に関する講義を行っており、グループワークやバランストスコアカード(BSC)を用いた企業の経営目標に関する発表が行われました。講義では参加者の活気に満ちた雰囲気が伝わり、研修プログラムについての理解を深める一助となりました。

写真4: 河口慎一郎講師の講義を見学される使節団

写真5: 経営塾生の発表を聞かれる使節団

高村外務大臣政務官の使節団の来訪は、日本の協力によりベトナムの産業人材の育成と日越ビジネスの交流を促進する、VJCCの活動をご紹介する良い機会となりました。VJCCは引き続き日越の架け橋になる人材の育成に貢献していきます。

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