- ニュースホーチミン
- 2023/09/25
経営塾第17期の閉講式と、ダックラク省農業農村開発局及びACC社とのMOU締結式を行いました
2023年9月14日(木)、ホーチミン市のベトナム日本人材開発インスティチュート(以下VJCCインスティチュート)は経営塾第17期の閉講式を行い、24名の参加者が研修を修了しました。
経営塾プログラムは、ハノイ、ハイフォン、ホーチミンにて開講している経営者・幹部向け長期ビジネス研修です。参加者は10か月間で日本式経営手法を含む計10科目の講座に参加し、経営に関する理論と実践を学びます。2009年に開始した本プログラムでは約500社、800名以上がこれまで参加しており、上場企業などベトナムの代表的な企業なども輩出しています。
閉講式には、 在ホーチミン日本国総領事館の小川めぐみ首席領事、ホーチミン日本商工会議所(JCCH)平田智有企業交流委員長、上田真也事務局長、ジェトロホーチミン事務所井田浩司次長、Aureole Expert Integrators社米澤寛之取締役社長、JICAベトナムホーチミン出張所唐澤雅首席駐在員をはじめとする、日本側関係者の皆様にご参加いただきました。ベトナム側からはダックラック省農業農村開発局グエン・ホアイ・ズオン局長、ホーチミン市ビジネス協会レ・フー・ギア副会長、経営塾の同窓会組織である南部経営塾事業協会などの代表者にご出席いただきました。
開会の挨拶としてVJCCインスティチュートを代表し、ト・ビン・ミンホーチミン支所長から、修了生は日越企業・講師から専門的な知識や実務的な考え方を習得したことに加え、経営者・幹部である参加者同士が自社の成功・失敗事例を共有し、学び合いを通じてそれぞれが直面する課題や取り組み方法について理解を深めたことが紹介されました。
開会の挨拶をするト・ビン・ミンホーチミン支所長
続いて在ホーチミン日本国総領事館の小川首席領事は研修の修了を祝うとともに、総勢800名を超える経営塾修了生の一員として、今後も日越ビジネス関係者の相互理解の促進及び連携強化に対して貢献していくことへの期待が述べられました。
小川首席領事による祝辞
またJICAベトナムホーチミン出張所の唐澤首席駐在員は、経営塾が日本式の経営手法や考え方を学ぶだけでなく、ベトナム式のビジネスの在り方を模索する場でもあることに言及し、ベトナムの強みである柔軟性・スピード感・若い活力と、日本式の経営を融合し、VJCCインスティチュートを「日越式」ビジネスを学ぶ場として活用することへの期待を述べました。
唐澤首席駐在員による祝辞
修了生には来賓から、それぞれ修了証書、トロフィー、花束が授与されました。そして修了生を代表して、South Weldcom工業社のホー・バン・ドゥク副社長から、研修は自社に活用可能な実践的な内容であったことや、関西を訪問した日本研修での日本企業との交流から学ぶことが大きかったことが紹介され、今後も日本式経営のノウハウを生かして、社会に貢献してきたい旨の決意が表明されました。
来賓からの修了書を受領する修了生
経営塾ホーチミン第17期を代表して挨拶するドゥク副社長
その後、ダックラック省との今後の農業関連企業・組合に対するビジネス研修の提供、ACC社との情報交換・連携に関するMOUの署名式も実施されました。
MOUに署名するダックラック省農業農村開発局ズオン局長とVJCCインスティチュートミンホーチミン支所長
MOUに署名するACCグエン・ティ・ミィ・ズン社長とVJCCインスティチュートミンホーチミン支所長
最後にVJCCインスティチュートの米田一弘チーフアドバイザーが閉会の挨拶として、経営塾が日本とベトナムが作り上げた共同の資産であることをお話し、修了生へのお祝いと来賓の皆様へ感謝を伝え、スピーチを締めくくりました。
今後も経営塾プログラムをはじめとするビジネス研修プログラムを開講し、ベトナム産業界を牽引する人材の育成に貢献していきます。
閉講式参加者の集合写真